2009年3月4日水曜日

Fenix LD01

FENIX製ライトの3本目は、小型のLD01です。
単4型電池1本(1.5V)で光ります。長さは単4電池の1.5倍くらいで、太さは単3電池とほぼ一緒です(一緒に写っている電池は単4です)。

しかしこのLD01、1.5Vなのに侮れない明るさです。
なんと、Max80ルーメンです。

LD01は今までのCR123A電池タイプとは異なり、プッシュ式のスイッチではありません。先端部をひねることで光りますが、1秒以内に再度ひねる(一瞬OFFにする)ことで、明るさが3段階(27→10→80ルーメン)に変わります。

でもやっぱり小型すぎるので、あまり実用的ではありません。夜道を歩くのには十分な明るさですが、誰かをびっくりさせることができるような明るさではありません(前出のライトたちは、いずれも人を驚かすに十分な明るさです)。

ところで写真のLD01、色が銀色なことに気づかれましたでしょうか?

実はコレ、2008年クリスマスの限定版「ステンレスモデル」なんです。
通常版のLD01は黒いアルミボディーですが、コレはその名の通り全身ステンレスボディーです。
でもボディーが違うだけで機能は同じ。ところが値段は通常版より2割ほど高いので、あまりオトクなモデルではありません...

ネットでは売り切れているお店がほとんどですが、東京御徒町のマルゴーでは、まだ在庫が十分あるようです。マルゴーでの値段は5300円でした(ちなみに通常版は4400円です)。

限定版ステンレスモデルが欲しい方は、今すぐマルゴーへGO!

2009年3月2日月曜日

STREAMLIGHT SCORPION

いままで主にLEDライトをテストしてきましたが、今回は、キセノンライトを紹介します。

写真は、STREAMLIGHT社製のSCORPION(スコーピオン)です。
グリップ部は、滑りにくいゴム製で、長さは13cmくらい。使用電池は、CR123A×2です。

この懐中電灯はLEDではなく、Xenon(キセノン)球搭載で、カタログによると114ルーメンとかなり明るくまぶしいです。

その明るさですが、上の写真を見てもわかるとおり、かなり鋭い光を放ちます。


下の安物(アキバの露天で380円)の写真と比較すると、光のエッジ(陰影)が全然違うのがハッキリわかります。

た だし、このscorpionの持ち主によると、「Xenon(キセノン)球は明るいけどバルブの寿命が短くてダメ」らしいです。LEDはその寿命が 50,000時間くらいある(Fenix社HPより)ようですが、Xenonはいわゆる"電球"なので、一定時間使用すると寿命が尽きてキレてしまうそう です。

しかし、世の中の超明るい(1,000ルーメン以上)懐中電灯は、LEDよりもXenonが多いようです。
なぜそうなのかは、また別の機会に調べてみたいと思います。

2009年3月1日日曜日

リコイルLED

次の懐中電灯は、UltraFire製のUF-007です。

長さが約15cm、太さは握り部分が2.7cm、アタマの部分が4cmで、懐中電灯としてはゴツイ感じですが、見た目よりは軽いです。

電池は前出のCR123A×2のほか、18650も使えます。っていうか、18650がピッタリ入るサイズになっています。

そしてこの懐中電灯は、「RECOIL LED(リコイルLED)」という珍しい発光方式を採用しています。

フツーの懐中電灯は、バルブやLEDなどの光源部分が照らす方向(前)を向いてついていますが、リコイルLEDは後を向いています。

左の写真の真ん中に、白い四角い部分がありますが、ここの裏側にLED光源が付いています。反射鏡の奥に黄色いモノが見えますが、これがLED光源です。

この光源から放たれた光は全て反射鏡で反射され、前に出て行くという仕組みです。この仕組みの特徴は、光が細くまっすぐ進むと言うことです。

実際、夜中に広いところで試してみましたが、100メートルくらい先まで十分光が届きます。ヤフオクなんかでこの商品の紹介分文に到達距離300M!とか書いてあったりしますが、実際はそんな先まで光は届きませんでした... しかも光が細いので、100メートル先でも照らす範囲は3メートル四方くらいしかありません。

3メートル四方という表現は、この懐中電灯の光源(LED発光部)が四角いため、放たれる光も四角くなっているためです。


写真は壁に向かって照らしたところです。

左がこのUltraFire UF-007(リコイルLED)で、右が前出のFenix TK11です。左の光影が四角くなっています。

しかも、左は右に比べて輪郭がハッキリしているのがわかると思いますが、これはUltraFire UF-007に、周辺への散光がまったくないためです。

このような特性のため、UltraFire UF-007は実用にはあまり使えない懐中電灯です。手元を照らさず、100メートル先を明るく照らしたい場面なんて、日常ではあまり無いと思います。でも、サバイバルゲームなどの特殊用途には使えそうですね...

ちなみに、ネットでは7500円前後で売られているようですが、アキバの三月兎2号店では4800円くらいで売っています。また御徒町のマルゴーでは、ペリカン社製のリコイルLEDを売っていましたが、こちらはUltraFireに比べてだいぶお高いようです...

2009年2月24日火曜日

充電式18650電池

Fenix TK11は、CR123A電池×2のほか、写真の特殊リチウムイオン電池18650というのが使えます。電圧は3.7Vです。
サイズは、CR123A電池を二つつなげた長さとCR123A電池よりほんのちょっと大きな直径となっています。

18650電池はCR123Aよりほんの少し太いので、CR123Aが2本入る懐中電灯全てに使えるというわけではありません。当同好会で最初に調達したFenix PD30も、CR123A電池が2つ入りますが、この18650は入りません。

そもそも、CR123A電池は3.0Vですから、2つ直列につなげば6.0Vですので、懐中電灯側にDC-DCコンバータが内蔵されていなければ、異なる電圧の電池が色々使えることにはなりませんよね... 下に紹介した二つの懐中電灯では、TK11がマルチ電池対応タイプで、PD30はCR123Aオンリーと言うことになります。電池マニアのあなたなら、迷わずTK11を購入しましょう。

ところで、このUltraFireの電池は銀色をしていますが、これはプロテクト回路を搭載している証拠らしいです。リチウムイオン充電池は、一度放電しきってしまうと二度と使えなくなってしまうらしく、このプロテクト回路搭載の電池はそれを防いでくれるらしいです。

ちなみに、下の写真のRCR123Aは緑色ですので、プロテクト回路ナシです。過放電に気をつけて、つけっ放しをしないようにしなくては...

充電式CR123A電池(RCR123A)

下に紹介したFENIX製のLEDライトは、どちらもCR123Aという3.0Vのリチウムイオン電池2本で光ります。コンパクトフィルムカメラでよく使っていた電池ですね。コンビニなんかでまともに買うと、1本500~600円くらいします。ネットで安く買っても、300円前後です。

LEDライトにはこれが2本も入るので、電池代が大変です。しかも、下のFENIX製ライトなんか、明るさMAXで点灯すると1時間くらいしか電池が持ちません。これじゃぁ、もったいなくて使えませんよね...

そこで登場するのが、充電式のCR123A電池です。充電式なので、アタマにRがついて、RCR-123Aと言うようです。RはリチャージャブルのRですね、たぶん。写真の緑色の電池はUltraFire製の3.0vタイプで、アキバの三月兎で4本2,000円でした。充電式じゃない使い捨てのCR123A電池と、それほどかわらない価格です。同じRCR123Aで3.6Vタイプもあるようですが、コレは未だ試していません。

でも、充電式電池は当然充電器が無いと使えませんよね。写真の充電器は、三月兎で2,980円でした。アキバ界隈では、このお店が一番安いようです。ちなみにネットだと、2,580円で売ってます。送料がかかりますが...

ところでこの充電器、ちょっと安っぽい感じがしますが、いまのところ問題なく使えています。筐体脇のスイッチで、3.0Vと3.6Vの切り替えができるので、似たようなサイズの他の電池(LC16340など)も充電できるはずです。これも今度当同好会で試してみたいと思います。

ところが、ホルキンのサイトなんか見ると、「充電式RCR123型電池は使用しないで下さい。電池からガスがでることがあり器具が破裂する原因となります。」とか書いてあります。コレを読むと、ちょっと充電式電池を使うのをためらってしまいそうですが、ランニングコストを考えると使い捨て電池は使いたくありませんよね。使い捨ては環境にも優しくないですし...

今のところ当同好会での利用において、「電池からガスが出て機器が破損する」ような現象は確認しておりません。フツーに使えています。何か異常があれば、このブログで公表していきたいと思っていますので、どうぞご期待(?)ください。

2009年2月23日月曜日

Fenix TK11

次にご紹介するのもFenix社製のLEDライトです。
前出のPD30と比べて、ちょとゴツイ感じのTK11です。
http://www.fenixtactical.com/fenix-tk11.html

明るさは、PD30よりも明るい225ルーメンです。
このTK11は、最近バージョンアップして、240ルーメンになったようですが、これは旧バージョンなので225ルーメンです。
っていうか、アキバの三月兎で、コレしか売っていなかったのでコレにしました。



電池は、前掲のPD30と同じCR123A×2のほか、写真の18650という特殊なリチウムイオン電池が使えます。むしろ、CR123Aよりも、ボディの経は18650用に作られてるようです。

ON/OFFは、PD30と同様に後端部のプッシュスイッチで行ないます。そして前半分をひねると、明るさが2段階(225ルーメンと60ルーメン)に変わります。

しかし、225ルーメンというのは、非常に明るいです。光源を直視できないのは当然ですが、近くの壁を照らしても、まぶしくて目を細めてしまう感じです。そして、PD30に比べて全体にガッチリした作りで、まさしくタクティカル(tactical:局地戦用の)なイメージです。たぶん、商品名のTKは、タクティカルの略ではないかと思います...

2009年2月18日水曜日

Fenix PD30

で、最初に調達したライトの一つがコレです。Fenix社のPD30。
電池はCR123A(3V)×2で、MAX220ルーメンです。
http://www.fenixtactical.com/fenix-pd30.html

御徒町の専門店では「Fenixは中華(中国)製だから公称値ほど明るくないよ」と言っていましたが、部屋の中で点灯すると、十分明るいです。

このPD30ですが、ネットで調べるとTextured Reflector(テクスチャード・リフレクター)仕様と書いてあるサイトがあります。


Textured Reflectorは表面が凸凹している反射鏡で、ソフトな光を照射すると書いてありますが、なぜか当同好会で調達したPD30は、Smooth Reflector (スムース・リフレクター)みたいで、このとおり表面がツルツルしている反射鏡です。

ヘンだなと思って、御徒町のマルゴーやアキバのアングルで展示品を確認しましたが、これらは上記サイト通り、でこぼこ反射鏡のTextured Reflectorでした。不思議に思って、FENIX社のサイトとおぼしきところをチェックしたところ、そこにある画像は、Smooth Reflectorです。

もしかしたら、これって日本にはないレアものかも?ちなみに、これを購入したのは、2009年2月17日。秋葉の三月兎2号店です。ひょっとしたら、まだ売っているかもしれません。レア物好きは急げ!

「懐中電灯同好会」発足しました!

東京アキバの某所で、2009年2月「懐中電灯同好会」が発足しました。

初期メンバーは3人。秋葉原~御徒町界隈でLEDライトやレーザーポインタを調達し、レポートします。

次回からは、当同好会で調達したイロイロな懐中電灯をレポートします。ご期待ください!