2009年3月1日日曜日

リコイルLED

次の懐中電灯は、UltraFire製のUF-007です。

長さが約15cm、太さは握り部分が2.7cm、アタマの部分が4cmで、懐中電灯としてはゴツイ感じですが、見た目よりは軽いです。

電池は前出のCR123A×2のほか、18650も使えます。っていうか、18650がピッタリ入るサイズになっています。

そしてこの懐中電灯は、「RECOIL LED(リコイルLED)」という珍しい発光方式を採用しています。

フツーの懐中電灯は、バルブやLEDなどの光源部分が照らす方向(前)を向いてついていますが、リコイルLEDは後を向いています。

左の写真の真ん中に、白い四角い部分がありますが、ここの裏側にLED光源が付いています。反射鏡の奥に黄色いモノが見えますが、これがLED光源です。

この光源から放たれた光は全て反射鏡で反射され、前に出て行くという仕組みです。この仕組みの特徴は、光が細くまっすぐ進むと言うことです。

実際、夜中に広いところで試してみましたが、100メートルくらい先まで十分光が届きます。ヤフオクなんかでこの商品の紹介分文に到達距離300M!とか書いてあったりしますが、実際はそんな先まで光は届きませんでした... しかも光が細いので、100メートル先でも照らす範囲は3メートル四方くらいしかありません。

3メートル四方という表現は、この懐中電灯の光源(LED発光部)が四角いため、放たれる光も四角くなっているためです。


写真は壁に向かって照らしたところです。

左がこのUltraFire UF-007(リコイルLED)で、右が前出のFenix TK11です。左の光影が四角くなっています。

しかも、左は右に比べて輪郭がハッキリしているのがわかると思いますが、これはUltraFire UF-007に、周辺への散光がまったくないためです。

このような特性のため、UltraFire UF-007は実用にはあまり使えない懐中電灯です。手元を照らさず、100メートル先を明るく照らしたい場面なんて、日常ではあまり無いと思います。でも、サバイバルゲームなどの特殊用途には使えそうですね...

ちなみに、ネットでは7500円前後で売られているようですが、アキバの三月兎2号店では4800円くらいで売っています。また御徒町のマルゴーでは、ペリカン社製のリコイルLEDを売っていましたが、こちらはUltraFireに比べてだいぶお高いようです...

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